本文へスキップ
全国コミュニティ・スクール連絡協議会 Japanese Council Of Community Schools

 <第14回 山口県下関市> 平成25年2月28日掲載

「熟議」を基に、学校の課題解決に機能する学校運営協議会を目指して

                                   下関市立勝山中学校 校長 宇野 孝一

本校は、今年度5月にコミュニティ・スクールの指定を受け、学校運営協議会を設置しました。この会の目的・使命は、子どもたちの教育に対して当事者意識を共有 しながら共に育てる「共育」を目指すことだと考えています。そのためには、まずは子どもの教育に寄せる家庭・学校・地域それぞれの立場からの「思い」を確かめ 合うことに加え、学校の教育目標や子どもたちをめぐる様々な問題点・課題を共有する場作りが必要になると考えました。
 
 そこで、学校運営協議会が中核となり、昨年8月に「リアル熟議in勝山」を開催し、「地域力を生かした学校支援や学校力を生かした地域づくりの在り方」につい て熟議を重ねました。そこで出された多くの意見やアイディアは現在勝山中学校区の小中3校で共有し、それぞれの学校運営協議会で具現化に向けた更なる熟議を深 めているところです。今回の「リアル熟議」は、今後の学校運営協議会の機能を最大限に引き出す出発点になっていると捉えています。
 
 一方で、本校の現状は、学校の荒れを食い止めながら学校本来の機能であるところの心の育ちや学びを保障する場を堅持することに教職員一丸となって心を砕く毎 日です。更なる学力向上とともに、人間関係作りのスキルアップ、基本的生活習慣の確立や規範意識の向上が喫緊の課題となっています。しかしながら、これらの課 題は、中学校の3年間や学校という場だけで解決できるほど根は浅くないことも学校運営協議会の中で共有されています。活動の工夫や機能を持つ関係諸団体との連 携や教育資源を持つ様々な人を「つなぐ」ためのシステムの確立が必要になります。そのことこそ学校運営協議会が担うべき大切な役割であると考えています。来年度 は、更に3校の委員を母体とした「(仮称)勝山地域教育協議会」を立ち上げ、地域全体と幼保・小・中を網羅した勝山地区の子どもたち全体に係る諸活動について 熟議を重ねていきたいと考えています。
 
 コミュニティ・スクール指定を通して思うことは、老若男女を問わずもっと気軽に声を掛け合い、助け合い、手を差し伸べ合うことのできる地域社会の実現に向け、 今一度「学校の役割」とは何か、「家庭の役割」とは何か、「地域の役割」とは何か、加えてそれぞれが共に手を取り合って何ができるのかを改めて問い直す絶好の 機会が訪れたということです。そしてそれが「今」なのだと思います。

文部科学省初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)
『コミュニティ・スクールの(学校運営協議会制度)」の取組事例[初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付より

全国コミュニティ・スクール
           連絡協議会

〒604-8571
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
京都市教育委員会事務局指導部学校指導課内

TEL 075-222-3801