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全国コミュニティ・スクール連絡協議会 Japanese Council Of Community Schools

 <第9回 兵庫県宍粟市> 平成24年6月14日掲載

子どもに夢を 千種に元気を〜千種に生き 千種を活かす 子どもの育成〜
                                    宍粟市立千種中学校 校長 喜多英雄

 本中学校区は、宍粟市の北西部・中国山地の山あいに位置し、北は鳥取県若桜町、西は岡山県西粟倉村、美作市との県境に接した地域にあります。まちの中央には清流千種川が流れ、四方は緑あふれる中国山地に囲まれた、美しい自然に恵 まれたまちです。しかし、近年急激な少子高齢化が進み、子どもを取り巻く環境は大きく変化し、学校は新たな取組が求められる状況となりました。
 
 こうした状況を踏まえ、本中学校区では、平成18年度から「幼・小・中の連携」に関する研究指定(宍粟市)を教育委員会から受け、学校種を越えて全教職員が一丸となって、小1プロブレム、中1ギャップの解消を目指して取り組みました。

 また、平成21年度から2年間、文部科学省の指定を受け「コミュニティ・スクール調査研究」に取り組み、新たに地域との連携を重視した学校経営の在り方につ いて研究を深めました。これらの実践を基盤として、平成22年度に、兵庫県で初めて千種町内の小・中学校に学校運営協議会を設置することとなりました。

 本中学校区の取組の特色は、コミュニティ・スクールと学校種間の連携を組み合わせていることであり、大きく3つから構成しています。1つ目は「たたらの里 学園運営協議会連絡会」(小・中学校の学校運営協議会の連絡会)を発足していることです。各学校の学校運営協議会の情報交換や、幼小中の連携一貫教育の取 組についての意見提供、連携一貫教育の評価活動等を行っています。2つ目は、保護者・地域と連携した行事として、「幼小中一斉オープンスクール」、「保幼小 中合同ふれあい文化祭」、「小中合同ふれあいしめ縄づくり」等を実施していることです。3つ目は、「幼小連携・小中一貫教育推進委員会」を設置し、幼・小・ 中の教職員が、学習交流部会(交流授業の実施、カリキュラム編成及び充実)と生活交流部会(家庭・地域と連携した交流事業の展開、食育・健康教育の取組) のいずれかの部会に所属し実践していることです。

 これらの行事や交流授業を通じて、幼小中教職員は児童・生徒への理解を深め ることができました。そして、小学生には中学校生活への期待感が、中学生には思いやりの心が育ってきたと感じます。幼稚園から小学校へ、小学校から中学校 へとスムーズな移行が可能となり、成果としてここ4年間の不登校児童生徒数がゼロという結果に現れています。また、保護者や地域の人々には、「家庭や学校 というくくりにこだわらず、地域が一体となって大切な子どもたちを見守り育む」という意識が芽生え、今まで以上に積極的な協力が得られるようになってきまし た。

 今後も、この取組を継続しながら、教職員・保護者・地域住民が手を携え、「千種に生き 千種を活かす子ども」を一人でも多く育てていきたいと思っています。



文部科学省初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)
『コミュニティ・スクールの(学校運営協議会制度)」の取組事例[初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付より

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