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全国コミュニティ・スクール連絡協議会 Japanese Council Of Community Schools

 <第12回 鳥取県南部町> 平成24年10月11日掲載

地域から信頼され、期待される新しい学校づくりを目指して


                                 鳥取県南部町立南部中学校 校長 田丸睦悌


1 これまでの経緯(長いトンネルを抜けて)  
 本校は校区内に住宅約1,000戸、2小学校を有する全校生徒105名の小規模校である。 平成21年9月に、地域協働学校運営協議会(以下、協議会)が設置され、コミュニティ・ス クールとして正式に指定された。  
 平成19年から指定に向けて着々と準備をしたつもりでいたが、いざ指定されてからは、 教職員の共通理解が極めて不十分であることに改めて気付かされ、しばらくは、活動方針 そのものさえも模索する状態であった。  
 そこで、こうした状態を改善するため、平成23年7月、協議会に「学習支援部」「地域交流 部」「環境整備部」の3部会を設置し、部会を中心とした活動母体を組織することとした。ま た、12月には全教職員と協議会委員との交流会を設けて教職員の意識改革を図った。こ れらにより、少しずつ協議会の取組が具体化するようになってきた。
 本年4月には、学校評価を踏まえて新たに設計し直した本校のグランドデザインが協議会 に承認され、共有されたことを受けて、一気に学校・家庭・地域が一体となった活動が活発 に展開されるようになった。

2 今年度の活動内容  
 今年度、本校の目指す生徒像と協議会の狙いとが「自律」と「共生」という2つのキーワー ドで一致したことにより、校内体制や学校行事はもとより地域や保護者との関わり方など、 あらゆる面において協議会と共通の視点で見直して取り組んでいる。  
 本校では、全職員が協議会と同じ3部会に所属し、協議会委員の皆さんと一緒に、活動 の狙いをどのように具現化させるかといった議論を行っている。こうした議論の中から生ま れた新しい取組の一つに「ふれあいデー」がある。これは、地域からの要請に応えて生徒 自らが自主的に決めた場所に出かけ、地域の方と触れ合いながら社会貢献を行う全校一 斉のボランティア活動である。このほかにも、「先輩に学ぶ」(キャリア教育)、「除草作業」 「花植え」(環境教育)、「防災訓練」(安全教育)などの教育活動を地域と一体になって、 計画的に行っている。

3 今後に期待すること  
 本校の取組はまだ始まったばかりであるが、これらの活動を通して学校と地域との距離 は確実に近くなっている。また、校長にとっては協議会との連携が深まることで一層学校 経営がしやすくなったと感じている。PTAとの関係や活動資金、小中連携の問題など、解 決すべき課題は多いが、今後も協議会とともに理想の生徒像を目指して「地域から信頼さ れる学校」から「地域から期待される学校」への歩みを着実に進めていきたい。

文部科学省初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)
『コミュニティ・スクールの(学校運営協議会制度)」の取組事例[初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付より

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