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全国コミュニティ・スクール連絡協議会 Japanese Council Of Community Schools

 <第5回 高知県中土佐町> 平成23年12月8日掲載

地域で子どもを育てる教育環境づくり
〜学校・家庭・地域が一体となって取り組むコミュニティ・スクールを目指して〜

                                  中土佐町立久礼中学校 校長 吉岡 優誠

 中土佐町は、高知市から車で約1時間の県中央部に位置し、カツオの町として知られています。カツオ祭や県内3大祭の一つである久礼八大祭でも有名な町です。そのような環境で育つ本校生徒は、まさに「海の子」らしく、明るく活発で、物事にあまりこだわらないというのが特徴ですが、一方で、授業中の私語や服装の乱れ、集中力や持続力に欠ける面も見られ、過去に学校が荒れて落ち着きを失ったということも何度かありました。

 こうした状況の打開策の一つとして、本校は、平成19年に学校・保護者・地域等の方々を委員とした学校運営協議会を設置し、保護者や地域の代表の方と一緒になって、信頼される学校づくりを目指し、子どもの成長を支援する「地域教育環境づくり」に取り組んできました。

 学校運営協議会は、年間5回開催し、地域住民が参画できる体育祭の在り方や、文化発表会における発表内容の工夫、地域のあいさつ運動への生徒の参画やあいさつ運動における挨拶標語の募集と審査、教職員や生徒会との意見交換会、学校評価の検討など、次年度に向けた改善策等について幅広く協議を行ってきました。

 この他にも、学校運営協議会とボランティアの協力を得て、1年生の「ふれあい体験学習」、2年生の「トライワーク(職場体験)」、「カツオのたたき体験学習」、「朝食つくり教室」、3年生の「防災学習」、男子生徒による文化発表会での伝統芸能(おなばれ)指導などを実施し、地域や保護者の方々が子どもたちと関わる場面や、学校と子どもたちの様子を観ていただく機会の充実を図ってきました。

 その結果、学校運営協議会導入前に比べ、学校・保護者・地域が協力して取り組む環境が整うとともに、学校と地域が教育課題をともに考え教育活動を改善する取組の充実が図られてきました。

 今後は、地元産の木材をふんだんに使用した新校舎(今年度完成)の充実した環境も生かして、保育所や小学校を含めた久礼地区の連携拠点としての機能を高め、地域全体で子どもを育てていくことができる教育環境づくりを更に促進していきたいと考えています。また、整ってきた教育環境を生かして、生徒自らが企画・提案・参画して主体的に取り組む活動なども充実させ、自信を持ち、生き生きと活動ができる生徒、地域とともに郷土を誇れる生徒をはぐくんでいきたいと考えています。


○中土佐町立久礼中学校 http://www.kochinet.ed.jp/kure-j/=

文部科学省初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)
『コミュニティ・スクールの(学校運営協議会制度)」の取組事例[初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付より

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