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全国コミュニティ・スクール連絡協議会 Japanese Council Of Community Schools

 <第6回 福島県三春町> 平成23年2月23日掲載

地域に支えられ、地域とともにあるコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を目指して

                                     三春町立三春小学校長 ?橋 正美

 本校は、平成17年度に東北で初めてコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を導入し、地域に開かれた学校づくりを推進してきました。三春町は従来、歴史と伝統を重んずる風土を背景に、昭和57年から「地域住民参加」を大きな柱の一つとした個性化教育に力を入れ、『子どもと教師の夢が共に育つ学校づくり』をスローガンに地域住民による教育ボランティア活動が盛んであったこともコミュニティ・スクール導入に大きな拍車をかけるきっかけとなりました。
 また、平成15年には、本校独自の「三春小学校学習支援ボランティアコーディネーター会(通称/『サンボラ』)」が発足し、外部からの学習支援者を招聘することにより、地域の方々や体験学習ボランティア、ゲストティーチャーの支援を受けて、より専門的な体験学習が展開され、児童の学びの質の向上が図られてきています。

 本運営協議会のメンバー19名は、町内にある様々な機関・組織から委員が選任されています。それぞれの団体の長がそれぞれ委員を教育委員会に対して推薦し、教育委員会がそれを尊重して委員を任命していることが特長です。

 委員の構成は、地域代表委員(区長会、町づくり協議会、老人会、民生児童委員等)、保護者代表委員(前・元PTA会長、NPO法人「三春おやこ子ども劇場」代表)、学識経験者(社会教育委員、保護司等)、行政関係機関(教育委員会指導主事)、学校代表委員(校長、教頭、教諭)などとしています。

 また、協議会のメンバーに教職員(校長・教頭を含め7名)が多く任命されていることも特長の一つと言えます。これにより、学校現場に即した密度の濃い質の高い協議が行われています。さらに、委員のうち、教職員を含めた9名の委員が、前述のサンボラのメンバーであることも連絡調整をスムーズに行なう上で大いに役立っていると言えます。

 本校では、総合的な学習の時間を中心に、生活科をはじめ各教科・領域において、児童の豊かな学びを保障する体験活動を充実するための地域人材を積極的に活用していますが、これにより、学校内に地域の情報を取り入れると同時に、学校に来てくださった多くの地域の方々が、学校の教育活動状況を地域に発信してくださることにもつながっています。 また、学校運営協議会が学校や地域の情報集約機関の一つとして大きな役割を担っているとも言え、学校運営を行う上での力強いパートナーとなっています。

 三春で育つ子どもたちが、三春に生きる方々に支えられ、育てられ、自分が生まれ育った土地と人を愛する人間として地域に誇りを持ち、感謝の気持ちを忘れずに強くしなやかに生きていく心を身につけてほしいと願わずにはいられません。

 今後とも、今まで以上に地域に内在する教育力、保護者の教育力を最大限に活かし、地域と連携した学校運営の在り方について、さらに信頼される学校づくりのために、双方向的な関係の推進充実を図り、地域とともにある学校づくりに取り組んでいきたいと考えています。


文部科学省初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)
『コミュニティ・スクールの(学校運営協議会制度)」の取組事例[初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付より

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