本文へスキップ
全国コミュニティ・スクール連絡協議会 Japanese Council Of Community Schools

 <第8回 新潟県上越市> 平成24年5月24日掲載

市内全76校一斉のコミュニティ・スクール指定に至るまで〜志ある若者が自然に育つ地域教育環境の構築を目指して〜

                                     上越市教育委員会教育長 中野敏明

 当市教育委員会は、平成24年4月1日付けで、全小中学校76校をコミュニティ・スクール(以下「CS」)に指定をいたしました。5月2日には、公募委員49名を含む791名の学校運営協議会委員の任命式を行うとともに、全国CS連絡協議会事務局長の佐藤晴雄教授を講師に迎え、研修会を盛会裡に開催しました。

 当市でも、少子化、核家族化、情報化、さらに家庭の所得格差の拡大など、子どもが健全に育つ教育環境は年々厳しさが増していることに鑑み、4年前、22の中学校区毎に「地域青少年育成会議」を立ち上げました。「地域の子どもは地域で育てる」の理念の下、子どもが地域の祭や運動会などの地域行事に参画し、大人と共に汗を流し、感動を共有することを通して、子どもには自己肯定感が育まれ、地域には活気が生まれるという成果が各地域で認められるようになってきました。このような好ましい状況を、さらに全市に広げていく手段として、2年前にCSの導入を決断し、昨年を準備の年として取り組んでまいりました。

 まず、「CS準備委員会」を立ち上げました。委員は、校長会、市P連、地域青少年育成会議協議会の代表に教委職員(教育長も)です。1学期中に「教育委員会規則」を集中的に検討。また、校長、教育委員で三鷹市、杉並区、京都市、聖籠町へ視察。そして、11月の教育コラボでは、天笠茂千葉大教授、貝ノ瀬滋三鷹市教育長の両氏を招いて、市民に開いた研修会の開催。さらに、各地域の町内会、育成会議、教頭会や事務職員会の研修会などに直接出向いて60回もの説明会を重ねました。また、新聞、テレビ等のマスコミや市の広報などでタイムリーに報道してもらい、市民への周知が進みました。心強かったのは、準備委員会の校長委員が自校で試行実践を進めてくれたこと、校長会で、杉並区立天沼小学校校長先生とコーディネーターさんを招いて自主研修会を計画実施してくれたことです。市長、市議会の理解も力強い後押しとなりました。

 CSを中核に志ある若者が自然に育つ地域教育環境の構築が上越市の目指すところです。



文部科学省初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)
『コミュニティ・スクールの(学校運営協議会制度)」の取組事例[初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付より

全国コミュニティ・スクール
           連絡協議会

〒604-8571
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
京都市教育委員会事務局指導部学校指導課内

TEL 075-222-3801